【コラム】小さじ一杯分の生涯


わたしはサロンや東京出張セッションにお越しくださる方たちにマヌカハニーや生蜂蜜を「生活に取り入れると良いもの」として推させていただくことがあるのですが、今朝興味深い話が聞けたので皆さまにもシェアいたしますね。


皆さんは、一匹のミツバチが生涯でどれくらいの量の蜜を収集するかご存知ですか?

わたしは恥ずかしながら知らなかったのですが、その量は「小さじ一杯分」。

あの小さな身体で飛び回り、花を探し、収集して、また飛んで巣に帰って

収集してきたものを羽ばたきで冷まして水分を飛ばし、ここまでやってようやく、あの粘度の高い蜜が完成するそうです。

ものすごい労力とエネルギー!彼らはこれを、自分の生涯をかけて成すわけです。小さじいっぱい分の蜂蜜がいかに尊いものであるか。


ミツバチが蜜を収集するためには植物が不可欠です。その植物が種から育ち、葉を伸ばし、花をつけるまでにどれくらいの時間がかかるのでしょう。太陽光を受け、水を浴びて育った植物たちはそれだけでとてもエネルギーに満ちたものです。

そこから蜜を集めるんだから、そりゃあスーパーフードと呼ばれるわけだ、と思いました。


この話を聞かせてくれたわたしの恩人は、

「NZ産のマヌカハニーもそれはそれでとてもいいものだけど、自分が住んでいるところからなるべく近い地域で採取されている蜂蜜を食べるのが良い」

と言っていました。

これがまたものすごく興味深かったのですが、花粉アレルギーを持っている人が地元で採れた生蜂蜜を毎日食べていたとき、アレルギー症状がかなり落ち着いていたのだそう。

日々取り入れてそれが当たり前になると忘れがちですが、お引っ越しをされてその蜂蜜を食べなくなったときに、またアレルギー症状が大きく現れたのだそうです。

それで、引越した先でまたその土地で採られた生蜂蜜を食べるようになったら、またしても改善したんだそうな。


その土地の持つエネルギー、プラーナを取り込むことで症状を緩和する。

これってかなりすごいことだな、とわたしは感動しました。毎年花粉でお悩みの方は、一度お探しになってみられてはいかがでしょうか。なるべく近いところ、というだけなのでそう気負わずとも良いと思うのですが、普段見ないものに着目するというのは、それはそれだけで脳も刺激されてかなり良いことなのではないかと思います。

わたしも探そうっと!


ちなみに、ティースプーン半分または一杯分くらいの生蜂蜜を寝る前にとっておくと、糖分が切れにくいため睡眠の質が向上するのだとか。アーユルヴェーダによると夜尿症障害にも良いそうです。

寝にくい今の時期だからこそ、有益な情報!

それからあとは、メディテーションの前にとると質の良いものになるのだそう。これもかなり試したい!


取り入れる際に注意したいことは、

蜂蜜は、かならず「生」のものを選ぶこと。熱を加えないこと(これについてはアーユルヴェーダで書かれていますので、気になる方はぜひ検索してみてください)。

当然ながら、1歳未満の子には摂取させないこと。

また、シルバーのカトラリーではなく木の匙を使うのが良いとされています。木のスプーンはひとつ持っておくと便利かも。

なるべく住んでいるところから近い場所で採取されたものを選ぶこと。


昔々から、インドなどでは蜂蜜は薬として重宝されてきました。ハーブとの相性も◎

即座にエネルギーになること、鎮静効果、抗酸化作用、抗菌、その用途・効能は多岐に渡ります。


現代を生きるわたしたちは自然物に触れる機会も少ないですが、小さじ一杯の自然物からその貴重な栄養素やエネルギーを頂戴できるなら、そしてそれがわたしたちの身体と心を助けてくれるなら、こんなに素晴らしいものはありません。

気になった方はぜひ探してみてください。


それにしても、今日の話面白かったな〜!


MEGUMI INAGA


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「Recreate/Re-create(休息する/再創造する)」をモットーに、こころと身体をととのえるお手伝いをしています。京都の北山駅から徒歩一分!




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