人に触られるとなんかゾワっとする、とか、オイルマッサージ受けてみたけど緊張してあんまり気持ちよくなかったんだよね、という方はいるだろうか。ちなみに挙げた例はどちらもわたし自身の体験である。
こういった感覚的なものに対して、とても興味深い話がある。ひょっとすると誰かにも当てはまることかもしれないのでここに紹介させていただく。
まず、わたしが『人に触られるのってなんか苦手だな』と認識したのは約10年前に単身飛び込むように参加したバリ島開催の『エサレンボディワーク』のトレーニング(30日間)でのこと。最初のうち、わたしは自分がガリで筋肉が薄いからそう思うんだろうなくらいに思っていた(実際そこもあると思う)。しかし、呼吸やパーソナルスペースを学んでいくうちに『よく知る人になら、触れられてもあんまり緊張しないな』に変わった。
でもこれはあくまで『自分の呼吸や触れてほしい場所に施術者が細心の注意を払ってくれるから』というものに過ぎなかった(と、帰国してから思った)。
そこから数年後、フェイシャルリフレクソロジーを学んでいるときにそういったふわっとした感覚について、すっかり腑に落ちるような言葉を知った。
それは海外では『ローリングコースターベイビー』と呼ばれるもので、ローリングコースターとは日本でいうジェットコースター。お産の際に、まるでジェットコースターのようにスポーン!とスピーディに産まれた子供を指す言葉だ。
本来ならば、適当な時間産道で揉まれるはずが、この『ローリングコースターベイビー』はその揉まれる時間が圧倒的に少ないまま外の世界に出てくる。
人は産道で揉まれることで皮膚への接触の耐性をつける。なので、その時間が十分に設けられなかった子は他人からの接触に敏感であることが多い、というもの。なお、これは当然帝王切開で生まれた子にも適応される。
ただこれは、だからいいとか悪いとかいう話では決してなくて、こういう傾向にある、というひとつの論。10年は経たないが結構前の研究で唱えられたものだ。しかし無事に産んでくれたことそのものがミラクルなので、それだけでも命を懸けてくれた親には感謝するべきだ(と、年を重ねてみて思う)。しかし大変興味深く、また私はこの論にとても納得した。ほぉぉ〜ん!? なるほど!? といった具合に膝を叩いた訳である。
こういった人は、布一枚(タオルや服)を隔てるだけで『違和感』や『緊張』から解放されることが多い。なので、優しいタッチで撫でてもらったり、タイマッサージのようにドライハンドで指圧してもらったりする方がリラックス出来るかもしれない。あるいは、オイルマッサージの前に少し長めにタオルの上からさすってもらうのも有り。
ちなみにこれとは逆で、お産が長引いた(産道に入ってからが長かった)子は頭蓋骨への圧迫時間が長くなるため、生まれてから数十年経つ頃に鬱病を発症する可能性が少し高くなるという。
赤子の頭蓋骨はとても柔らかいため、ムニョーンと飴細工よろしく形を変えられるが、それが長い年月をかけて固まっていく際に、神経伝達がちょっぴり苦手になるのだそうだ。これもまたひとつの可能性としてある、というだけの話ではあるが、これもまた興味深い……。重ねて言うが、だから良い悪いというわけではない。
友人と話すとき、誰かの相談に乗るとき、誰かに触れるとき、あるいは誰かに触れられるときなどに、自分の心地よいと感じる方や相手の呼吸に少し注意を払うことで、より人間関係が潤滑になるかもしれない。
まずは自分の『心地よい』を探っていただければと思う次第。
▽『オタクよ、健康であれ!』
ソレンセン式フェイシャルリフレクソロジーを主軸に、オーキュラーセラピー・コスモアイ、ニューロフットリフレクソロジー、ベトナム民間療法ディエン・チャン、エメットテクニック他を組み合わせ、時に芳しい植物の力を借りて、その方に必要なことを必要なだけ
ほぼハンド、場合により凛波筆®︎でボディ・マインド・スピリットの調整を行い、その人の本来持つ自然治癒力を呼び起こすことを目的にしています
・IR認定フェイシャルリフレクソロジスト Megumi Inaga (twtr @geekgeek4)
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