(先に書いておきますが、今回結構長いブログになりそうです)
すっかり過ぎてしまいましたが、4月22日は「Earth day」なるものでした。アースデイ。環境を考える日、我々が住む地球のことを考える日です。
今年の4月22日はツイッターでリツイートした「Ecosia(エコジア)」という、検索するだけで木を植えることが出来るという検索ツールを知ったり(とても有益な情報だった〜!ツイッターランドは素晴らしいな♪♪♪)、色々と、まだまだ考えが足りないものの分からないことや疑問を自分なりに調べたり、とりあえずの目標を定めてみたりしていました。THE!自粛期間!という過ごし方ですね
環境問題について誰かと話したりすることって、わたしはほんの数年前までほとんどないに等しいくらいのもので、しかもお恥ずかしい限りなんですがどこか他人事でした。南極の氷が溶けて水位が上がってるんだって、とか、北極のシロクマ大変みたいだね、みたいな感じで。
しかしオーガニックのものだったり、有機野菜、なるべく身体や心に優しいものだったりを人生に取り入れようとしたときに、必ずどこかしらから結わえたロープのようについてくるのが「エコ」だったり「サスティナブル」といったものでした。(サスティナブル=持続可能な、という意味。特に自然環境の維持に役立つ事業や開発、自然環境に配慮した行動を表現するときによく使う言葉)
そうして「エコバッグ以外になんか出来ることあんの?」と本格的に思いだした頃に渡豪することになり、ベジタリアン一家にベビーシッター兼ホームキーパーとして一緒に住まわせてもらったんですが、住んでいた土地がまさにエコロジーなどに関心が高く、非常に力を入れているところでした。引き寄せてる〜♡ というより飛び込んでいった感がすごいですね
もちろんお世話になった一家も例に漏れずそうで、熱心に、というよりはとても自然に生活に取り入れて、心身ともにとても健康的に暮らしていました(ここが素晴らしい)。
日常生活に根付いたエコロジーとの邂逅です。
(ここからは少し昔話になります。そして内容が以前書いたなにかと重複しているところがあるかもしれませんすみません)
わたしが一緒に住みはじめた頃は家の裏にあるバックヤードはほぼ真っ新な状態で、手付かずの土地が広がっている、みたいなものでしたが、そこらへんに転がっている超デカい石(石というか、もう岩)を拾ってきて円状に並べ(半分くらいひとりでやったんですが、これがかなりの重労働だった)、そこに昨日食べたアボカドの種を気まぐれに植えてみたり、植えるのに適した日を占星術(ムーンプランティングというそうです)で見て買ってきた種や苗を植えてみたりして、早朝に水やりをし、育ったものを収穫してその日の食事に使ったりしました。
当時ですでに米ナスやトマト、きゅうり、いんげん豆、すいか、レモン、ベルチリ、ぶどう、イチゴ、マンダリンオレンジ、バナナ、ハーブ類がありましたが、今やコーヒー豆やマカダミアナッツまで出来ているそう。今思えば大変経済的でもあったな
肥料は買ってくることなく、自分たちが食べたバナナの皮だったり、野菜のヘタだったり、いわゆる生ゴミでした。ベジタリアン一家だったため基本的に動物の骨とかはありませんでした。
さすがににおいと虫がすごくなってしまうので、ごくごく稀に食べるエビ(タンパク質を摂るのは主に豆でしたが、魚介類はたまに食べていたんですね)(その頃は食べられたんだな…)や魚の骨はゴミ箱行きでしたが、バックヤードに少々大きめの穴を掘り、土に還るシートを被せ、その上にゴミをポーン!と放っておくと、日が経つにつれ勝手に土地が肥えていく、というなんとも大雑把で、気持ち的にも楽なやり方でまずは土地を育てるところから始めていました。
スーパーでPP袋に入った、すでに育った野菜を買うのが当たり前の暮らしをしていたわたしにとっては、結構これだけでも衝撃的でした。いわゆるエコな暮らしってこんなに楽にできるの? みたいなものがそこにありました。食べた後に出るゴミも無駄にせず、スーパーの袋もない。出来たイチゴを朝一で長男(当時2歳半)とチェックしに庭に出て、出来ていたらその場で食べる、みたいなことをしたときに「めちゃくちゃ幸せやん!」と思った覚えがあります。これにはまずあの大きな土地が必要な気もしますが!
地元のマーケットに行っても当然のように野菜はひとつから裸で売られているし、バルクショップと呼ばれる、ナッツ類や小麦粉、オリーブオイルなんかを量り売りしているところがあったりして(紙袋や瓶に好きなだけ入れる、あるいはすでに詰められているものを買う)、家に買って帰ってからその食材を使うまでに出るゴミがとても少ない! 本当に少ない。チョコレートなんかも量り売りで、紙袋にガッサーと入れてそこで買っていました。
わたしはかなり雑な人間なので、汚れていなければその紙袋に作ったサンドイッチをガッサーと入れて職場に持って行ったりしていました。その土地に引っ越す前にタンブラーや保温ボトルを購入していたので、あまり外で飲み物を買う必要もありませんでした。
他にも色々あるんですが、そういった生活をしてみたらとっても気持ちが軽かったので、なんとなくファッション的に使っていたエコバッグをようやく本来の意味で使えるようになった気がしました。
これはかなりあの土地に助けられた感があります。車で2分走れば美しい海があったこと、また、サーフィンを楽しむ一家の元で暮らしたことも大きく関与しているかもしれません。これまでの人生であんなにも毎日のように途方もなく広く美しい海を眺めたことはなかったので。
昔話が長くなりましたが、日本に帰ってきて、まずスーパーで買い物をしたときに出るゴミの量に結構へこみました。でも日本で暮らす以上、今のところスーパーの袋を断るくらいしか術はないので、そこはなるべく気にしないようにしました。ここ数年は地元のお百姓さんから直接買ったり、袋に入っていない有機野菜を買える場所を見つけたのでなかなか心穏やかです。ただしよくエコバッグがパンッパンになっていますが。
それで、最初の話というか、アースデイに『これから目標とすること』を決めた話に戻るんですが、最近では『フレキシタリアン』というものがあるそうで、それはなんぞやと見てみたところ、『基本的には穀物や野菜を摂るが、必要に応じて肉や魚を摂る人』のことを指すとありました。
エコロジーに関して、なるべく負担を感じずに続けられることって他にないのかな、という、自分のそこはかとなく漂うモヤモヤを解消してくれる折衷案はこれだ! と結構喜びました。
わたしは嗜好的にも肉・魚ともに大好きで、さらに動物性タンパク質を肉から摂取した方が貧血や体調不良に繋がりにくいので美味しくいただいていますが、東洋医学的に見て胃経/脾経がカスなのと、年齢的にももうとにかく消化が下手。あんなにもりもり食べていた焼肉が、昔ほど食べられない。そんなばかな………
ただでさえ肉は消化しきるのに72時間かかると言われていますが、確実に自分の身体に負担を掛けている(気がする)。しかも最近は豆類や野菜、穀物の方が食べていてしっくりくる。肉はたまにでいい。肴は炙ったイカでいい・・・(お酒ももうほとんど飲みませんが)
だったらこの『フレキシタリアン』なるもの、めちゃくちゃいいんじゃないか? と思った次第です。単純!
肉は好きだけど、なるべく食べる量を減らしていきたいな、と思ったのには理由があって、それは上記にネチネチ書いていたエコに関することなんですが、今年の頭に発行された『WHOLE』という本に、動物ベースの食が及ぼす環境問題などについて書かれていた本があります(気になる方はぜひググってみてください。がんや生活習慣病を予防するための栄養学のおはなしです)。
本の中では、牛肉1キログラムの生産に必要な水が10万リットルなのに対し、小麦1キロの生産に必要な水は訳900リットルであることや、熱帯地方の森林伐採の80パーセントが新規農地開拓のためで、その大半は家畜の放牧や飼料のために使われているといったことなどが書かれています。
これは確かアメリカの話ですが、今わたしたちが口にしている肉はアメリカ産のものが多いことを鑑みると、関係のない話であるとはとても言えないなと思いました。
直接わたしたちの心身に影響を及ぼしているであろう話でいえば、工業式の畜産では早く育つようにホルモン剤が投与されていたり、病気にならないように抗生物質が使われていたりしています。その肉を食べると一体どういうことが我々の身体に起こるのか、ということです(そうでない畜産業に携わっている方ももちろん数多くいらっしゃいます)。
国際連合食糧農業機関によると、動物ベースの食事を続けると地球温暖化への影響が18パーセント進むという試算がある、という記事も読みました。
ということは、動物ベースの食を少しずつでも変えていけば少しは世界も変わっていくのではないか、ということです。
わたしは環境問題というのは選挙とおなじで、ひとりひとりが参加すれば確実に変わるものだと思っています。なので、食に関してこういう形でやっていけたらなと思っている次第です。
な、長〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……いかもしれない
しかしもうすこしだけお付き合いください。
変えたことといえば、なるべくラップを使わないでいいようにハニービーラップを使っていたり(最近日本でも手軽に手に入るようになってきましたね♡)、ゴミを減らす目的と楽さを求めて月経カップを使い始めました。わたしにはとても合っていたようで、とても楽です。あと思っていた以上にゴミが減って、わたしにとっては精神的にもかなりよかったです。生きていれば必ずゴミは出ますが、出さなくてもやっていけるゴミなら出さない方が、わたしのような微妙に半端なやつにとっては気持ちが楽です。
いかに自分にとって負担でないか、というところが個人的にはとても大切なポイントでもあるので本当によかったです。これと布ナプキン、THINXの下着(そういえばあの検査の結果から結構経っているが結局のところどうなったんだろう)、使い捨てのナプキンをそのときの気分や体調によって併用しています。とはいえ、最近は大体月経カップ+布ナプキンです。
決して誰かに強要しているわけではありませんが、そんなこと(もの)もあるんだね、くらいで読んでいただけて、さらにちょっとこれってどうなのかしらと何かを調べるきっかけにしていただけたらと思います。
あと最後に、これは前々から思っていることで、一度ツイッターでも呟いたかもしれないんですが、オタクグッズもエコな素材のものに移行していければいいのにな、とよく考えます。
グッズだったら絵がいかに美しくプリントされるかとかももちろんとっても大切なのですが、そしてそれらをずっと大切に手元に置いておく方ももちろんいらっしゃると思うのですが、流行り廃りの流れが早い昨今のオタク界を見ていると、興味を持てなくなったとか要らなくなってしまったアクキーとかはどこにいっちゃうの…? となるので……でも集めたい気持ちもわかりますし、だったら少しでも環境に良い素材で出来ていたらいいのにな、と思った次第です。バナナの葉の繊維から出来たキーホルダーとか……? なにかいい方法があればいいですね(そうだよねッハム太郎♪)
というわけでおわります。しかし本当に長かったな・・・
▽『オタクよ、健康であれ!』
ソレンセン式フェイシャルリフレクソロジーを主軸に、オーキュラーセラピー・コスモアイ、ニューロフットリフレクソロジー、ベトナム民間療法ディエン・チャン、エメットテクニック他を組み合わせ、時に芳しい植物の力を借りて、その方に必要なことを必要なだけ
オールハンドでボディ・マインド・スピリットの調整を行い、その人の本来持つ自然治癒力を呼び起こすことを目的にしています
・IR認定フェイシャルリフレクソロジスト Megumi Inaga (twtr @geekgeek4)
<現在、営業縮小中につき、リピーター様からのご予約のみ受け付けております>
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