本日4月12日、京都はなかなかの大雨でした。
目覚めたときからドーンと何かが重く伸し掛かる、頭の付け根が詰まるような低気圧は久しぶりで、ふらふらと起床したものの、すごい!びっくりするほどやる気が出ない!
重い腰を上げ、軽く家を掃除し、ツイッターやニュースを見て、沸々と怒りを感じたり悲しくなったり、犬猫の動画を眺めて暫しほっこりしたりして過ごしているうちに
そうだ!こんなときはギーを作ろう!と、やる気のあった昨日に思いついていたことに取り掛かることにしました。
ギーとは、アーユルヴェーダで薬として、また調味料としても使われる良質な脂質のことです。
牛のミルクで作られるものが良いギーで、羊のミルクのものは良くないと古典かなにかでいわれているそうです(と、どなたかのブログで拝見したな・・・)。
日本語でいうと「澄ましバター」。熱して浮かんできた不純物を取り除き、澄んだ色になることからそう呼ばれているようです。
良質な脂質とはいえ、摂りすぎるともちろん太りますのでその辺は注意が必要ですが、ギーとの出会いは5年前のオーストラリアで、手作りギーのお手伝いをした後に塗って食べたトーストがあまりに美味しく、感動した覚えがあります。といっても、ギーだけではなく、そのときはギーとアボカドだったんですが。
材料はバターのみ。わたしは無塩バターを使いますが、有塩バターを使う方もいらっしゃるようです。
そういえばシロダーラ(額にオイルを落とすトリートメントのようなもの)と同じくらい有名なのが、目の周りに土手を作ってその中にギーを注ぎ、目に栄養を与えるトリートメントでしょうか。やったことはありませんが、かなり興味深いです。
このギー、作る工程はとてもシンプルなものでありながら、なかなかのセラピー的効果があります。焦げないように細心の注意を払いつつ鍋を見つめる時間は、恐怖心だったり鬱々としたもの、怒りをひととき忘れさせてくれ、外側より内側にフォーカスしやすい。ある種の瞑想のようなかんじ。千切りとか、筋取りとか、ああいうものもそうかもしれない。
ただひたすらグツグツとマグマのごとく煮立つ黄金の液体に地球誕生の姿を思い描きながら(流石にやりすぎ)、浮き上がる不純物を取り除くこの、淡々とした作業の心休まることといったら、ここ最近で一番じ〜んときたことかもしれません。
今、コロナウイルスという、人類にある意味の平等が訪れている中、浮き彫りになっている各国の、あるいはその人物そのものの在り方だったりにわたしは(多少なりとも様々な人の声に乗っかっているところはあれど)自分で選んで怒っていたりする訳ですが、やっぱりそればっかりでは心身ともに疲弊してしまうので、こうして怒ったりしつつもきちんと『自分の状態』を確かめられる時間を設ける、というのはとても大切だと、ギーを覗き込みながら再確認した次第。
前回のブログと似たような内容になってしまっている気がしないでもないですが、世界のことも政治のことももちろん生きていく上でとても大切だし、関心は持ち続けて、アクションも起こすに越したことはないけれど、だからといって今の自分の心身をないがしろにしていいはずがない。
怒ったときは、怒った分きちんと自分をケアをしてほしい。
フラストレーションを感じた日は、脂ものやチョコレートを控えたりして、胃に物理的に優しくしてほしい。
悲しくて泣いた日は、足湯をしたりお風呂にゆっくり入って自分を労ってほしい。
せわしくなってしまいますが、外も内もどちらの声も聞くのが理想です(あくまで理想ですが)
ギーからだいぶ逸れてしまいましたが、今日はこれにて終了!
今週末(18日)にzoomでセルフケアをお伝えしたいと思っておりますので、また詳細が決まり次第ツイッターやブログでお知らせさせていただきますね。
以下はギーのレシピのようなもの↓
興味のある方は是非作ってみたり、調べてみたり、買ってみたりしてください(買うとちょっぴり高いですが・・・)。香りが良く、炒め物の最後にジャッと入れたりしても美味しいですし、パンに塗っても、醤油やバルサミコ酢と合わせてドレッシングにしても美味しいです。お菓子作りにもいいんだとか。
(ギーを覗いているとき・・・とにかく美しい)
【材料】
・バター(無塩) 400g〜450g
・片手鍋
・煮沸消毒した瓶
・キッチンペーパー
・ボウル
【作り方】
① 鍋にバター400g〜450gを入れ、中火で溶かします
② 溶けたら弱火にして、ときどきかき混ぜつつ(焦げないように細心の注意を払ってくだせえ)、浮き上がってきた不純物を取り除きます(アクみたいなやつです)
③ 大体の不純物を取り除けたら、キッチンペーパーをボウルに敷き、漉します
④ 冷めたら瓶に移して出来上がりです。常温保存で1年くらい持ちます
ギーを使ったレシピは調べてみてください!
(完成して、時間が経つと固まりますが、スプーンで容易に掬えるほどの柔らかさです)
▽『オタクよ、健康であれ!』
ソレンセン式フェイシャルリフレクソロジーを主軸に、オーキュラーセラピー・コスモアイ、ニューロフットリフレクソロジー、ベトナム民間療法ディエン・チャン、エメットテクニック他を組み合わせ、時に芳しい植物の力を借りて、その方に必要なことを必要なだけ
オールハンドでボディ・マインド・スピリットの調整を行い、その人の本来持つ自然治癒力を呼び起こすことを目的にしています
・IR認定フェイシャルリフレクソロジスト Megumi Inaga (twtr @geekgeek4)
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