色々書こうと思うことはあれどなかなかまとまらない(もしくはこのネタをこんな感じで出して大丈夫か? という不安から書き出せない)中、さっきシャワーを浴びながらなんとなく思い出したことをつらつらと書いてみようとようやくPCを開いた(5億年ぶり)
今回は特に『こうしなければならない』とか『こうするべき』とか『これは信じちゃいけない』とかいうことでは全くなく、ただの若かりし頃のわたしの体験談みたいなものである。
そもそも『Have to』とか『should』みたいな『〜するべきだ』とか『〜しなければならない』なんていうことはこの世にあまり無いように思う。オタクにとってあるとすればそれは『締め切りを守らなければならない』とか『イベントの日に寝坊しないようにしなければならない』とかそんなぐらいだ。
さて、題名のとおり偏頭痛である。わたしは14歳くらいから頭痛持ちで、頭痛薬が手放せない(というかめちゃくちゃ軽いノリで飲んでいた)女で、23歳くらいから28歳くらいまでかなりドイヒーな偏頭痛持ちだった。今思い返せば大きな一因は『仕事上の人間関係のストレス』だった。
毎朝、目も開けられないくらいに頭が痛い。吐き気を催すくらいの激痛もざらで、ベッドから出るのも一苦労だった。目の下には血行不良の紫色のクマ。白い顔。もうこれは完全に身体が仕事に行くことを拒否していたんだと思う。
人間、なんでこんなことやってんだろう、とか、なんでこうなんだろう、なんでわたしってここにいるんだろう、と疑問(それもネガティブな)を持ち続けると身体が『なんで休まないわけ? 休む理由作ってやろか?』くらいのかんじで様々な形の『サイン』を出してきたりする。
別の記事でも書いたとおり、過ぎた感情は臓器に影響を及ぼすので、それももちろん関係しているだろうし、それに伴って自律神経も相当乱れてくる。色んなモノやコトが重なって引き起こされるのが身体の不調ってやつである。
特に『これが原因だろうな』と薄っすら自分で気付き始めていたりすると、身体の反応はより顕著に出る(ような気がする。自分を含め様々な人間を見てきた結果)。身体から言わせてみれば、『分かってるのになんで脱しないわけ?』『なぜ手を打たないのか?』といったところか。
なかなか脱することが出来ないのがまた現代に生きる我々の辛いところでもある。わかっちゃいるけどやめられない、ということはなかなかに多い。いやひょっとするとそれも自分から自分への思い込みなのかもしれないが。
話を戻して、偏頭痛に悩まされまくっていたわたしはある日紹介された頭痛外来に行った。そこでこういう症状で辛くて、気圧にも弱くて・・・みたいなことをゾンビみたいな顔で担当のお医者さんに告げたのである。そこで返された言葉(未だに忘れられない)は
『偏頭痛は治りません! 偏頭痛が起こりそうになったらこの薬飲んでください。わたしもずっと偏頭痛に悩まされてますけどね! そんな夢みたいなことありえませんよ。薬を飲んで誤魔化すしかないです!』
というものだった。マジでこんな言い草だった。痛い頭を抱えて行った先で専門家から告げられたこの一言は結構衝撃的で、ガンガンする側頭をハンマーで殴られたかんじがした。にべもなくそう言い切られてしまっては返す言葉も見つからない。
なんて消極的な専門家なんだ、と思った。日々なんのためにその椅子に座って患者と対峙してるんだ? とすら思ったかもしれない。いやそもそも『頭痛が起こりそうになる』ってなに? わからねーから来てるんですけど?? である。
衝撃であると同時に結構悲しかったし、怒りもした。結局わたしはその一回きりで『もうこいつとは会いたくねえ!フンッ!』と思って行かなくなった。薬はもらったが、飲んだか飲んでないかすら覚えていない。
結果からいうと、あんなに悩み、苦しんだ偏頭痛とは30歳を目前に縁が切れた。わたしの場合、仕事を辞めたこと(当時は事務職とセラピストの二足のわらじだった。二足といえるほどセラピストとしては活動していなかったが)や、FRを鬼のように受けて自然治癒力の底上げをしたこと、それによって元々持っていた『クローン病(疑い)』が大きく改善されたことなどが、結果的に偏頭痛の消失に繋がった。食べるものもその間に結構変わったし、ヨガとかもイキってやっていた(当時を思うとマジでファッションヨガだったなと思う…)。それはそれは色んなことを試しまくった結果だろうが、強いて挙げるなら退職と鬼FRだ。
つまり、これはあくまでわたしの一例ではあるけれど、偏頭痛はクローン病(疑い)由来のもので、偏頭痛自体が主体ではなかったということだ。ラスボスの左右に浮いてるサブみたいなものだったのだ。倒さないと回復しやがる!!みたいな、あいつ(ら)である。
数年ぶりに迎えた頭痛のない朝のことをよく覚えている。そんな大げさな、と思われるかもしれないが、世界はこんなに美しかったのか、と心の底から思ったし、窓から射し込む太陽光にすら感謝した(頭痛があったときは太陽の光が目に入らないように暗い場所で縮こまって目を瞑るしかなかったから)。食べ物も美味しくて、嬉しさのあまり「今日頭痛がない!」と確か家族に言ったと思う。
もちろん突然完全に消失したわけではなく、しかし頭痛の頻度が時間を追うごとに少なくなっていった。あと度合いが変わっていった。ガンガン痛んで目も開けられなかったのが、少しマシになったり、時間が短くなっていったり。そうしてようやく迎えた『完全に頭痛のない朝』である。今思い出しても人生ベストスリーに入るくらいには美しい日だった。
様々なことを経てふとあの、もう顔も覚えていないが、頭痛外来のお医者さんのあの一言を思い出す。と同時に、もしまだ自分自身が頭痛に悩まされながら、来た患者に『偏頭痛は治りません!』と言っていたら、それはちょっと決めつけが過ぎやしませんか、と言いたくなる。
もちろんいいお医者さんもたくさん、数え切れないほどいるはずで、薬が効いて頭痛が楽になるならその方法でわたしは全然いいと思う。ただ、十人十色という言葉があるように、人それぞれ合った方法はあるはずで、上記のような言葉で決めつけ、諦めさせて、思考することすら奪うのは違うだろうと思ったのだ。
あのお医者さん、まだマイ・ウェイ貫いてんのかなあ〜
おわり
▽『オタクよ、健康であれ!』
ソレンセン式フェイシャルリフレクソロジーを主軸に、オーキュラーセラピー・コスモアイ、ニューロフットリフレクソロジー、ベトナム民間療法ディエン・チャン、エメットテクニック他を組み合わせ、時に芳しい植物の力を借りて、その方に必要なことを必要なだけ
ほぼハンド、場合により凛波筆®︎でボディ・マインド・スピリットの調整を行い、その人の本来持つ自然治癒力を呼び起こすことを目的にしています
・IR認定フェイシャルリフレクソロジスト Megumi Inaga (twtr @geekgeek4)
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